こんにちは!みいなです
空港で何かイレギュラーなことを経験したことはありますか?
パスポートを忘れてあたふたしたり、荷物を取り間違えられたり…
そんなトラブルは他人事だと考えていた私がある日、1日で経験した悲劇をお届けします。
ズバリ
- 入国審査にひっかかり別室へ
- 渡されたビザが2ヶ月も短い
- ロストバゲージ
こちらの三本立てになっております。
幸い、ほぼ全てその場で解決できたので対処法と予防策をご紹介します!
一人で解決できたので空港に来たエージェントのお迎えの方には、ものすごく英語ができる人のように扱われました笑
海外の空港で初めての一人旅。
ただでさえ不安だったのに笑っちゃうくらい不幸な一日でした。
事前に知っていたら防げる事態もあるのでぜひ参考にしてください!
1, 入国審査で別室へ通される
外国に入国する際に通らなければならないイミグレーションで引っかかり、別室に通されました。
ここはパスポート(持っていたらビザも)を見せて簡単な質問に答えるだけで通過できるはずのところです。
実際、私もこの時まで別室に通されたことは一度もありませんでした。
一般的によく聞かれる質問はこちら
- 入国目的は?
- 滞在場所は?
- 滞在期間は?
- 仕事は何をしているの?
- 帰りのチケットは持っているの?
こんなところです。普通は3問くらいで解放されます。
しかしながら私はここで間違った返答をしたようで通過させてもらえませんでした。
私はワーキングホリデービザを空港で発行してもらう必要があったのでそのための別室だと楽観的な考えで向かいます。
(イミグレーションで渡された紙に大きく❌が書いてあったのに違和感を持ちませんでした)
案内された別室はイメージするなら病院の受付待合室のようなところ。
一列に並んでパスポートやビザを提出した後、自分の名前が呼ばれるのを待ちます。
私が行ったときは5、6人いたのですがものすごく静かな空間でした。
自分の名前が呼ばれたので窓口に向かいます。
もちろん日本人はいません。日本語を話せる審査官もいません。
わからない質問は聞き直そう。適当に答えると別室に通される可能性があります!(経験者より)
2, 渡されたビザが2ヶ月短い
私を見るなり、特に怪しくないと判断したのかすぐにビザの話になりました。
エージェントの方から、ビザの日付は確認したほうが良い!と何度も言われていました。
たまに入国した日からではなく、ビザの申請が許可された日(私の場合入国した日の3ヶ月前でした)から1年になっていることがあるようです。
言われた通り確認するとなんと2ヶ月も短いビザを渡されました。
もともと学業の都合で1年間丸々滞在する予定はなかったのですが、待たされた上に短いのは癪なので訴えました。
すると予期していなかったのかすぐには応じてくれません。
何言ってるんだ?という眼差しで質問され続けました。
もちろん何を言っているか理解できるわけもなく、こちらも自分の要望を主張しました。
この時点で30分以上この部屋にいたと思います。
最終的にはもっと偉い人がやってきて私の要望を聞き入れてくれました。
この30分で彼らとした会話の中でまともに聞き取れたものはほとんどありませんが、何とかなるものです。
もしも私があの場で諦めていたら、後で他の機関にどんなに訴えたとしてもビザを1年間に変更することはできなかったでしょう。
問題はその場で解決に努める!日本のようにお客様ファーストで対応してくれる機関はありません。
3, 荷物が届いていない(ロストバゲージ)
さて、やっとの思いでビザを手に入れた私を次なる試練が襲います。
こちらの記事でもサラッと触れたのですが、何とスーツケース2つが経由地の台北に取り残されてしまったのです。
私が取った航空券は以下のものでした。
本来の予定では台北で過ごす乗り継ぎ便までの時間は2時間強。
空港から出る時間はありませんが乗り継ぎを行うのに十分な時間です。
しかしながら、当日台北は悪天候。
着陸体制に入れず、上空で長いこと旋回していました。
そのため台北空港に降り立ったのは、トロント行きの便出発時刻の10分前。
グランドスタッフの方に誘導されるがまま全力疾走でゲートまで向かいました。
何とか間に合った!と一安心。
そのまま飛行機に乗ってトロントへ(この時点では荷物のことは何も知らない)
そしてトロント到着。
上で述べた2つの災難を乗り越え、荷物を取りに行こうと歩いていた廊下で1人の日本人女性に声をかけられます。
私はこの方を神様のように今でも思っているので以下、神とします。
神「あの、もしかして台北経由できましたか?」
私「はい、そうです」
神「私もなんですけど、荷物届いてないみたいです。私たちは走ったから間に合いましたけど、荷物は間に合わなかったみたいで…」
私「……? え?」
神「二日後に家まで届けてくれるそうです。あそこの窓口で該当者を探してますよ。」
私「ありがとうございます、行ってみます」
神「お互い頑張りましょうね!」
もっと会話した気がしますが、こんな感じの話をしました。
荷物が届かなくて、この上ない災難でしたがこの女性に出会えたことが本当に救いでした。
自分の荷物も届いていなくて大変な時に他の人のことまで考えられるなんて、本当に素敵な人です。
名前を聞くこともできませんでしたが、今でもいつか感謝を伝えたいなぁと思っています。
窓口へ行くと名前のリストを見せられ、自分の名前を指さしました。
私の他にも日本人10人ほどロストバゲージしていました。
そこで荷物の個数や特徴を伝え、滞在先を記入します。
届くのは二日後でした。
とりあえず引き換え証をもらいこの場を離れます。
ここでは謝罪も弁明も一切なし。まぁそんなものです。
ここから私の着替えも何もないカナダ生活がスタート☆
後から知ったことですが、この窓口で
「全財産スーツケースの中だからお金がない」と嘘でも訴えたらお金がもらえたそうです。
他には、翌日には空港につくと聞いて(配送はそのまた次の日)
「タクシーで取りに行くからタクシー代が欲しい」と訴えた人がタクシー代をもらったりしていました。
何も知らなかった私は一円ももらわず。
でもいいんです!私は神様のように優しい女性に出会えましたから。
強がりではなく本気でそう思えるくらいこの出会いは私の中で大きかったです。
この後ホームステイ先に向かい、そこで入れ違いに退居する予定の日本人女性と遭遇。
この女性、引越し先の大家とのトラブルでお金を払ったのに引越しできずにいたのです。
予定通りに引っ越していたら出会うことはありませんでした。
私の荷物がないということを知ると、なんと自分の服や食料を分けてくれました。
たった数時間のうちに2人の日本人が私を助けてくれたのです。
私も困っている人がいたら、自分の状況に関係なく助ける努力をしようと決心しました。
ロストバゲージは防ぐことができません。私のような事態はトランジェットを使わなければ回避できますが、取り間違いや盗難は誰にでも起こります。荷物がなくても1日くらい生活できるように機内持ち込みの手荷物に着替えや必需品を入れておきましょう。
番外編, ビザなしで入国した友人の話
これは私がカナダの語学学校で出会った友人に起こった出来事です。
外国に入国する際、ビザが必要なことはご存知だと思います。
旅行や出張などの短い滞在なら必要ありませんが、半年以上の場合必ず取らなければなりません。
彼女も私と同じワーキングホリデーが目的できていたので、もちろん必要なのですが、なんとビザの引き換え証(ビザが降りた際にメールに添付されていて自分で印刷するもの)をビザと勘違いしていたのです。
入国から一週間後、語学学校で提出を求められた際に自分だけ持っていないことに気づいたそうです。
危うく半年後、不法入国者になってしまうところでした。
ビザを後から取得するためには一度カナダを出て再入国する必要があります。
幸い私たちの滞在していたトロントはバスで2時間の距離にナイアガラの滝があったためアメリカとの国境を簡単に渡ることができました。
「国境近くてよかったね〜」なんて会話をこの先することはないでしょう。
エージェントの人ですらそんな話聞いたことないと驚いていました。笑
彼女、実は上で紹介したタクシーで荷物を取りに行ったロストバゲージ仲間。
とっても逞しい人でした。
5, まとめ
いかがだったでしょうか?
1日であらゆる災難を経験した私ですが、無事8ヶ月間のカナダでの生活を終えることができました。
私はこの日以降何が起こってもこれ以上辛いと思うことはありません。
しかし事前防げる困難を経験する必要はないので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
にほんブログ村
コメント