こんにちは!みいなです
本記事は仮面浪人シリーズの第二弾です。
今回は現役生、仮面浪人生それぞれの過ごし方についてです。
仮面浪人の成功率は10%以下であると言われています。
というのも、たいていの人は受験まで意志を貫くことさえできないのです。
私が進学したのは第2志望ですが、最後までやり遂げた元仮面浪人生として、読んでくださった方のモチベーション維持に繋がれば良いなと思います。
現役生の時の失敗した勉強法は何の参考にもならないので、主に仮面浪人生の時の生活スタイルや勉強法についての記事になっております。
1, 私の経歴
一応書きましたが、あまり興味のない方は 2,現役生の時の誤ち からご覧ください。
高校入試でも希望の学校には落ちてしまったので、模試の成績や内申点で確約をもらっていた高校に入学しました。
今思い返せば、ここが人生の分岐点でした。たいして頭は良くないのに人数割れのおかげで一番上の国立や早慶を目指すクラスへと上がることができたのです。そこにいる自分に安心し、ますます勉強をしなくなりました。
当時の偏差値は教科にもよりますが平均すると50に届いていたか怪しいです。
そんな実力に目を向けず、いわゆる難関校ばかり志願していました。
偏差値50以下で早稲田・MARCH・成成明学・日東駒専・女子大など計12校(一般のみ。センター利用を含むと20行は超えます)を受験した結果、2つの合格をもらいました。しかしながらこの二つ、試験方法は異なりますが、なんと同じ大学の同じ学部だったんです。これが進学した偏差値43の某女子大でした。
第一志望の早稲田大学受験日は、すでに終わった入試の結果が出始めたころでした。日東駒専やMARCHに全落ちして早稲田大学に合格するほど人生は甘くありません。全落ちを確信した私は仮面浪人をすることを決意しました。
合格した大学に現役で入学しました。本心としてはもちろん浪人したかったです。しかし、絶対に浪人はしない、現役で合格した大学に進学するというのが両親との約束でした。その代わり受験したいところは全て受験させてくれました。それゆえの20校超え受験です。
入学式に行く電車の中でも英単語帳を開いていました。今では笑い話ですが、当時母は複雑な気持ちだったと思います。学校名の入った入学式の立て看板の前での写真を頑なに拒み、何でもないトイレの横の壁でスーツの写真を撮りました。
最初はごく普通に同級生の前では大学生として振る舞っていました。
前期はほぼ全ての単位を取得しましたが、後期は休学しました。
現役生の時もお世話になっていた河合塾に改めて入塾しました。仮面浪人だと告げると窓口の方に驚かれたのを覚えています。大手予備校でも年に数人しかいないようでした。
3,仮面浪人生の過ごし方(大学生編)と 4,仮面浪人生の過ごし方(予備校生編) で詳しく書いています。受験前の模試でどこかしらA判定もしくはB判定を取れていなかった場合受験はしないと両親と約束をしました。これはクリアし受験することに決まります。
センター試験(現大学入学共通テスト)は受けない、早稲田・MARCHの一般入試のみ受験して良いと両親に告げられたので、早稲田を5学部とMARCHの4学部を受験することにしました。度々両親との約束が出てきますが、これは学生として当たり前のことであったと理解しています。むしろ何の制限もなく受験させてもらうより、制限を設けられたことにより危機感を感じたのでありがたかったです。約束を果たしたいという責任感もありました。
伸びたとはいえ元が低いので直前の成績は以下の写真の通り偏差値60をギリギリ超えるくらいでした。
単刀直入に結果を述べますと、MARCHの2大学に合格しました。
2, 現役時の誤ち
失敗例なので簡単にリスト化しました。これらをしている受験生は今すぐやめた方が良いです。
- 予備校に通うだけで満足していた
- 有名講師に教わっているだけで頭が良くなった気でいました。
- 学校の同級生と比べていた
- 競う相手は同じ大学を目指す受験生、同級生と比べても意味がありません。
- たくさんの参考書に手を出した
- 本屋で参考書を買うだけで勉強した気になっていました
- SNSを頻繁に見ていた
- 学校の授業をおざなりにした
- 結局大事なのは基本。過去問を解きたい気持ちを抑え授業を受けるべきだったと思います。
- 勉強法を学んで満足し、行動に移さなかった
3, 仮面浪人生の過ごし方(大学生編)
私が通っていた大学は通学に往復3時間かかるど田舎にありました。
この頃は授業も夕方まであったため、あまりまとまった勉強時間が取れませんでした。
そのため通学時間はとにかく勉強していました。
移動中におすすめなのは英単語や歴史の一問一答などの暗記もの。
何より大事なのは眠くならないということ!
長時間移動するからといって長文の読解などに手を出すと私は必ず眠くなりました。笑
実際に使っていた教材がこちら
大学では必修以外、最低限しか授業を取リませんでした。
また、あらかじめ空きコマ(授業と授業の間を空けること)を作り、一人で図書館にこもりました。
大学の図書館は試験期間以外ガラガラなのでとってもおすすめ!
予備校の自主室よりよっぽど快適でした。
大学の図書館で他の大学の赤本を解くなんて今思うと罪深いですね💦
そして大学で過ごす時間の大部分を占める授業中。
大声では言えませんが、内職して過ごしていました。
最初の頃は友人に話していなかったのであからさまな受験勉強はなし。
漢字検定と日本史検定を受けると嘘をつき、その2つだけ友人の前でも勉強しました。
6月ごろには黙っているのが辛くなり、すべて話したのですがみんな応援してくれました。
「だから空きコマいなかったんだね〜、もっと早く言ってくれればよかったのに」と。
伝えてからもそれまでと何も変わらず接してくれとことが一番ありがたかったです。
そして何より仮面浪人で肝なのは、大学生としての楽しみを我慢すること!
周りはサークルやバイトに明け暮れて本当に楽しそうでした。
しかしここで一緒に楽しんだらおしまい。
仮面浪人を途中でやめる人はここで我慢できなかった人が多いのではないかと思います。
今我慢したら次の大学でもっと楽しいことが待っています。
当時は辛かったですが、今はあのとき我慢してよかったと心の底から思います。
私は大学の後期を休学しましたが、前期はほとんど全ての単位を取得しました。
特に後期も通う方は早めに自分の勉強スタイルを確立することをおすすめします。
- スキマ時間を無駄にしない
- 楽しいことを我慢する
- 空きコマの有効活用
- 英単語や歴史などの暗記物は継続が命
4,仮面浪人生の過ごし方(予備校生編)
夏に受験した模試の結果が良かったので、後期は大学を休学し予備校に通わせてもらいました。
そのとき選んだのは現役生の時にも通っていた河合塾です。
選んだ理由としては
- オンデマンドよりリアルに教室で授業を受けるのが好き
- 実績のある講師
- 大手である
- チューター制度
- 充実した自習室
仮面ではなく普通に浪人した友人でも予備校が合わず二浪した人がいたので、予備校に通うのなら現役生以上に慎重に選ぶことをおすすめします。
正直ここからは普通の浪人生として過ごしました。
約半年の浪人生活で意識的に行い、合格に結びついたと感じるものは
- 予備校では一人で過ごした
- ホームクラスが決められているので友達を作るのは簡単だと思います。しかし私は昼休みも勉強に当てたかったので常に一人で行動しました。
- 必要な授業だけ出席する
- 時間割が決められているため好きな講師を選ぶことができませんでした。そのため必要のない授業の時は自主室で過ごしました。
- 毎日昼休みは昼寝をした
- アラームをセットして15分だけ寝るようにしていました。
- 他の浪人生と比べない
- 私が入塾したときすでに基礎シリーズは終わっていました。応用から入っても分からないので授業以外は基礎から見直しました。
- 6時起床、12時就寝を厳守
- 受験日の朝は早いので、慣れるために受験日と同じような生活リズムにしました。
- 朝起きたら1日のスケジュールを細かく書き出した
- 受験生用の合格手帳がおすすめ。30分刻みで書いていました。
- SNSを全てやめた
- 電話とメールのみ使える状態
5, まとめ
いかがだったでしょうか?
私は途中から浪人生としての勉強にのみ集中できる環境でとても恵まれていました。
後期も大学に通っていたら、今の大学に合格できていたか分かりません。
浪人する友人が羨ましくてたまらない時期もありましたが、私は現役で大学に進学することなく浪人していたら間違いなくMARCHすらも落ちる2年目を迎えていたと今は思います。
時間が限られているからこそ、人より焦燥感にかられ常に危機感を持ち続けることができました。
仮面浪人をする人は、私のように浪人することが許されなかった場合や通いだしてからやっぱりやり直したいと再受験を決める場合など事情は様々だと思います。
私は結果的に現役で入学した大学を退学し、他の大学に再入学することができましたがたとえ仮面浪人に失敗しそのまま通い続けることになったとしても、それまでにした努力は無駄にはなりません。
受験に後悔が残っているのなら、勉強を続けてみてください。
今の大学に残ろうと決めたのなら、その大学で一番を取るくらい勉強してみてください。
いつか努力して良かったと思える日が必ず来ます!
最後は私の受験期のモットーで締めたいと思います。
神に祈るな 自分の力で掴み取れ!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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